基礎知識とは

商品先物の説明と、原油先物相場における価格の傾向について

商品先物取引とは、金・原油・米・麦・大豆と言った、資源や農産物などの商品を決められた日時に、決められた金額で引き渡す約束をする取引の事を指します。 商品先物取引と言うと、ギャンブルの一種と思われる様なイメージが有りますが、実は私達の生活にとても密接に関わっているのです。 例を上げると原油の商品先物取引が有名です。 原油の先物価格は、ニューヨーク・ロンドン・東京などの先物市場で価格が形成され、特にニューヨークの市場で取引されるWTI原油先物価格は世界の原油先物価格に影響を与えます。 そして、それを基準に日本で販売されるガソリンの価格が決定されるのです。 この原油先物の価格の傾向は、2008年のリーマン・ショック以降、2014年の夏までほぼ一貫して上昇基調を辿っています。 高い時では1バレルの価格が100米ドル以上を付けていましたが、それ以降はジリジリと値を下げ、2015年の年初では1バレル当たり50米ドル以下となっています。 今後の傾向としては、金融緩和の副作用から価格の乱高下が起きやすくなるので予測が難しいのですが、需給面から見ると、1バレル当たり50米ドル前後で推移するものと考えられます。

先物取引の歴史と、実生活に影響が出た歴史について

商品先物取引が本格的に始まったのは、今から約280年以上前の江戸時代中頃に、大阪の堂島と呼ばれる所で始まった米取引が起源と言われています。 これ以降、日本では米を中心に商品先物が発展し、特に経済力が強かったヨーロッパやアメリカの市場で商品先物取引が多いに発展をしていったのです。 商品先物取引は、商品を実際に持たなくても証拠金と呼ばれるお金を用意すれば、基本的に自由に取引できるので、経済の活性化に大きな役割を果たしています。 その反面、取引が加熱し過ぎた結果、異常なバブルが発生し、その悪影響は、取引の参加者だけでなく、国家や社会経済に大きなダメージを与える場合が時として有るのです。 例えば、幕末の混乱期には米の先物取引が高騰し、実際の庶民生活に大きなダメージとなった事が言われています。 また、最近では原油の先物価格が高騰した結果、ガソリンを始めとする様々な資材が値上がりし、実生活に悪影響が出た事が挙げられます。